
中古乗用車海外輸出情報
中古車輸出に関して

日本からの中古車輸出は、信頼性・品質・燃費性能が評価され、海外市場で高い支持を得ています。対象には過走行車(10万km以上)、故障車、廃車予定車、災害車まで含まれ、幅広い需要をカバー。とくにSUVは各国で根強い人気です。本稿では最新動向として、主要仕向け国の「輸出台数」と「平均FOB単価」をランキング形式で示し、マレーシアの単価が高い理由、国別の人気車種例も整理します。
1. 中古車輸出台数(上位10カ国)
バーの長さは「前年比(最大値=パキスタン 143.6%)」に対する相対幅です(値自体はラベルに表示)。
※2024年度累計実績(2025年9月更新)
2. 中古車輸出単価(1台あたり平均FOB)
1.マレーシア ¥4,317,000
2.パキスタン ¥1,491,000
3.ケニア ¥1,163,000
4.ロシア ¥1,061,000
5.モンゴル ¥1,354,000
6.ニュージーランド ¥786,000
7.タンザニア ¥576,000
8.アラブ首長国連邦 ¥441,000
9.チリ ¥353,000
10.南アフリカ共和国 ¥318,000※2024年度累計実績(2025年9月更新)
3. マレーシア単価はなぜ高い?

- 新車価格の上昇:インフレ・原材料高・税制影響で新車が高止まり → コスパの高い日本中古車が選好。
- 乗用車シェア≈90%:税制面の相対的優位で普通車中心の需要。
- 人気車種の幅:ハッチバックから高級セダン、SUVまで。トヨタ(アルファード/ヴェルファイア/ハリアー等)やレクサス、メルセデスなど高価格帯も堅調。
- 品質重視:日本基準の整備履歴や状態管理が評価され、高年式・低走行・高装備はFOBが上振れ。
- 二次流通の強さ:高残価期待が強く、卸段階でも単価形成が高めに。
4. 日本から海外に輸出される人気車(例)
5. 輸出車両Top3選(メーカー別・例)
| メーカー | 車種① | 車種② | 車種③ |
|---|---|---|---|
| トヨタ | ランドクルーザー | ヴェルファイア/アルファード | プリウス |
| 日産 | エクストレイル | シルビア | スカイライン |
| ホンダ | ヴェゼル | CR-V | フリード |
| マツダ | CX-5 | デミオ | ロードスター |
| スバル | フォレスター | レヴォーグ | レガシィB4 |











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