事故車査定の手順解説
1. 事故車査定で伝えるべき必須情報
①~⑦の情報は相場検索に必須。あらかじめまとめておくとスムーズです。
⑧は画像査定や概算査定で必要、⑨は現車査定(出張査定)の際に必要です。
多くの業者が無料の出張査定に対応。保管先で立ち会いが難しい場合は、事前に「何月何日何時に伺います」と伝えると安心です。
2. 事故車査定がより正確になる情報
修理見積もりがあると精密査定が可能。専門買取店は部品を安価に仕入れられるので、高値査定につながりやすいです。
注意:輸入車のメーカーオプションや予防安全システム(トヨタセーフティセンス、ホンダセンシング等)は、正確に申告しないと相場が合わない場合があります。
3. 事故車査定依頼の流れ
現車査定
- 車種・年式・型式・車台番号・走行距離・車検満了日・(事故/故障箇所)
- 保管先住所・担当者名
査定士が保管先へ訪問し、直接お車を確認。上記の情報を改めてお伝えください。
概算査定
電話またはオンラインで簡易見積。必要情報を伝えるだけで、 即日中におよその査定額がわかります。
画像査定
スマホで撮影した写真を送るだけ。現車なしで初期査定を実施できます。 概算査定とは異なり、より正確な査定が可能です。各業者へメールまたは 専用フォームにて依頼し、即日~2日程度で回答がもらえます。
事故車査定の画像送信解説
撮影のコツや評価ポイントを詳しくガイド。
車両外装を斜め右左前後の角度を1枚ずつ撮影。事故箇所の全体図と拡大図を撮影。他装備品や内装撮影します。チェックランプやエアバックなども撮影することで精密さがアップ!!
4. 買取依頼で注意するべきポイント
諸費用の確認
- 査定料・引取料・名義変更料が無料か確認しましょう!!
- 後から値引きされるケースもあるので、事前に要件を把握しておくことが大切です。
- ホームページで諸費用の公開をしている業者は無料で対応してくれます。
装備品・カスタム品
- 社外品は減額対象。純正品に戻せるか確認すると安心です。
- ホイールやマフラー、サスペンションなどカスタム品の有無を伝えましょう。
- 中古車市場では純正品が人気。社外品 → 純正品への戻しが可能か要チェック。
- メーカーオプションは状態次第で高評価になることも!
減額リスク
一括査定サイトでは入札形式のため、概算と大きく異なる場合があります。正式査定前に見積書を取り寄せ、契約書の特記事項もチェックしましょう。
買取確定後のトラブルとして査定金額を電話で伝えられる場合は、事前に見積書の作成をお願いし、契約書の約款や特記事項の記載も必ず確認してください。
5. 事故車売却の相談ポイント
- 事故してしまったお車は、修理するか売却するか悩まれると思います。
事故車専門業者へ相談することで損しない売却方法を教えてくれることがあります。
必要な情報を整理しておくとスムーズに相談できます。
①自動車の残債状況②修理費用③新しい車の価格
事故した状態で出だしがどのくらいあるかなどアドバイスしてくれる場合も!!
自動車の残債が100万円ありますが買取可能ですか?

残債有でも買取可能です。残債が買取金額を下回ってしまった場合は一括で処理する必要がございます。
かしこまりました。残債有で売却に必要な書類は何が必要ですか?

所有者がローン会社、自動車ディーラーにより必要書類が異なります。

残債有の状態のため、所有権解除の書類は完済しなければ発行されません。

先に査定をおこない買取金額と残債状況を整理してみるといいかもしれません。
6. 自動車税還付に関すること
- 自動車税の還付は、各業者により還付対象かどうか聞くことをお勧めします。
普通自動車であれば、還付対象になる場合が多いです。
その場合は、都道府県別の還付委任状の記入と印鑑証明の取得が必要です
自動車税還付シミュレーション
7. 自賠責保険解約返金の手順
- 自賠責保険料の返金は、各業者の車両条件により返金を受け取れることがあります。
強制保険のためほとんどの車が加入しておりますが、一時抹消(公道走行を一時中断する)する場合は
受け取れる可能性があります。
返金手続きはご自身でおこなうことがほとんどです。
【具体的には】
最寄りの契約先損害保険会社(自賠責保険)にて手続き
・自賠責承認請求書の記入
・本人確認書類
・抹消謄本のコピー
上記を提出します。抹消謄本コピーは買取店にてもらうことが可能です。
8. 用意しておく必要書類
普通自動車
- 車検証
- 自賠責保険証
- リサイクル券
- 自動車税納付書
- 印鑑証明(車検証と同一住所)
軽自動車
- 車検証
- 自賠責保険証
- リサイクル券
業者が用意する書類
- 委任状(普通車用)
- 譲渡証明書(普通車用)
- 申請依頼書(軽自動車用)
印鑑証明の注意:前住所が異なる場合は住民票または戸籍附票が必要です。詳細は市区町村窓口へ。
- 転居1回は住民票
- 転居2回は戸籍の除票又は戸籍の附票
- 転居3回以上は戸籍の附票
※戸籍の附票:本籍地の市役所にて発行可能。
- 戸籍謄本…所有者が他界している場合は必要です。
- 遺産分割協議書…相続人が複数いる場合で、相続人全員が押印したもの
- 実印…代表相続人のもの(1人の場合はご自身のもの)
- 印鑑証明書
9. Q&A
Q1. 車検証が手元にない場合は?
A1. 原則は現車査定対応。保管先住所・車名・登録番号をお伝えください。
Q2. ワンオーナー車は査定額が高くなる?
A2. はい。ワンオーナーの中古車需要が高いため、市場価格も高めです。
Q3. 走行距離10万km超えでも売れる?
A3. 実績多数。例:C-HR(22万km超)を100万円で買取した例もあります。
Q4. 他社で買取を断られてしまった車は査定可能ですか?
A4. もちろん可能です。事故車は、なんでも買取可能です。中古車ではスーパーカー等を2800万円程度で買取した実績もございます。
Q5. 高額車両の査定が思ったより安かった
A5. カーセンサー・グーネットに掲載されている価格はあくまで小売価格のため、買取額を設定する市場価格と乖離してしまいます。当社はUSSオークションのグループ会社のためご依頼された際は詳しく解説可能です。
Q6. 事故車と廃車査定の違いは?
A6. 基本的には査定に違いがありません。処分方法がことなります。
Q7. 廃車査定買取の場合は重量税の還付はありますか?
A7. ほとんどの業者で還付対応可能かと思われます。