目次
事故車・廃車は修理または売却?!損をしない判断基準と修理費の目安とは
結論:修理費が車の価値の50%以上かかる場合や、フレーム損傷・修復歴が付く事故車は、修理より売却の方が損をしにくいケースが多いです
車のパーツ別!修理費用の相場は?
事故や故障で破損することの多いパーツごとに、修理・交換にかかる費用の目安を紹介します。修理をするか売却するかを判断するには、それぞれの費用感を知っておくことが非常に重要です。
パーツ別(大まかに概算の交換費用)
| 部品名 | 修理内容 | 修理費用 |
|---|---|---|
| フロントバンパー | 交換 | 5~10万円 |
| Fフェンダー | 交換 | 3~10万円 |
| ボンネット | 交換 | 8〜18万円 |
| ヘッドライト | 交換 | 5~15万円 |
| ドア | 交換 | 7~15万円 |
| リアバンパー | 交換 | 3~10万円 |
| リアゲート | 交換 | 10~30万円 |
※グーネット引用グーネットピットなどの実例データをもとに算出しています。
修理代に影響する要因5つ




① 故障の箇所
外装パーツ(バンパーやドア)と、エンジンやフレームのような構造部品では、修理工数も部品代もまったく異なります。特に内部の損傷は見えにくく、追加工賃が発生しやすいため注意が必要です。
② 損傷の度合い
同じ箇所でも「浅いキズ」なのか「歪みや割れがある」のかで費用は倍以上になることも。塗装だけで済むか、パーツ交換が必要かでも大きな差が生じます。
③ 修理の工程
修理には「分解」「交換」「塗装」「組み直し」など複数の工程があります。たとえばドアを交換するだけでも、配線処理や塗装、内装の取り外し作業が必要な場合があります。これにより、同じ部品交換でも費用が変動します。
④ 車種
軽自動車とミニバン、輸入車では修理費用が大きく異なります。たとえばN-BOXとクラウンでは、同じドア交換でも部品代や塗装費用に2~3倍の差が出ることもあります。アクアなどハイブリッド車は電子部品が多く、工賃が高くなりやすい傾向です。
⑤ 車の色
塗装費用は色によっても異なります。メーカー指定の色や特別色(ツートン、キャンディカラーなど)は、一般的なソリッドカラーに比べて塗料代・施工難度ともに高く、修理費も高額になる傾向です。
たとえば、レクサスの「ソニッククォーツ」や「ソニックチタニウム」は特殊な3層パール塗装が施されており、ドア1枚の塗装で7〜10万円以上になるケースもあります。
マツダの「ソウルレッドクリスタルメタリック」やスバルの「クリスタルホワイトパール」なども、高発色の3コート塗装が採用されており、通常色より塗装代が1.5倍〜2倍以上になることも。
このように、外装カラーが特別塗装色である場合、塗料代だけでなく作業工程が増えるため、修理費が大幅に高くなる傾向があります。
事故車の修理にかかる期間は?
修理にかかる費用だけでなく、修理にかかる「日数」や「期間」も重要な判断材料です。代車が必要だったり、通勤・通学など日常生活に支障が出ることもあるため、あらかじめ目安を把握しておくことが大切です。
一般的な修理期間の目安
軽微な外装パーツの修理(バンパー・ミラーなど)であれば、1〜3日程度で完了することもあります。一方、フレーム修正やエンジン載せ替えなど重度な損傷がある場合、10日〜3週間以上かかることもあります。
たとえば、N-BOXのフロントフェンダー+スライドドアの修理で約10日間。アクアのフロント損傷(フレーム軽度+エンジン冷却系)であれば2〜3週間かかるケースもあります。
修理の流れと必要日数のイメージ
- ① 見積もり・部品発注:1〜3日
- ② 修理作業:3〜14日(損傷度により前後)
- ③ 塗装・乾燥・仕上げ:1〜3日
- ④ 検査・納車準備:1日
上記はあくまで目安ですが、繁忙期(2〜4月・8月・年末)や部品供給遅延があるとさらに時間がかかる場合もあります。
修理・買い替えの判断基準はどこ?
修理するか、いっそ買い替えるか——事故車・廃車レベルのダメージを受けた車両において、どちらを選ぶべきかは悩みどころです。ここでは、判断の目安や買い替えを選ぶべき典型的なケースについて整理していきます。
修理か買い替えかの判断基準
以下の3つの観点から総合的に判断することが推奨されます:
- ① 修理費用と現在の車の市場価値の比較(費用が価値を上回るなら買い替えが得)
- ② 修理後の安全性・走行性能(骨格損傷やエアバッグ展開車は注意)
- ③ 保険の適用範囲と等級影響(車両保険を使うかどうか)
買い替えの方が良いケースとは?
次のような状況では「売却+新車/中古車への乗り換え」を検討する価値があります:
- 修理費が車の市場価格の50%以上かかる
- 修復歴車として再販価値が大きく落ちる
- 年式が古く(10年以上)、今後も不具合が出やすい
- すでに2回以上大きな修理をしている
たとえばN-BOXの2016年式でドア・フェンダー・足回りの損傷修理費が30万円を超える場合、市場価格が50〜60万円程度のため、将来的なトラブルリスクも含めて買い替えの方が合理的です。
修理費で損をすることもある?
修理に30〜40万円かけたとしても、修復歴ありとして評価額が下がることで、売却時に修理費がまるごと回収できないことは少なくありません。アクアのような低年式車では、修理後も買取価格が30万円台になるケースもあるため、初期段階で見極めが必要です。
買取実績

年式 2019年 走行距離 83,000km 破損箇所 事故車 前方損傷(修復歴有) 
年式 2012年 走行距離 112,000Km 破損箇所 災害車(冠水車) 
年式 2021年 走行距離 36,000Km 破損箇所 事故車 後方損傷(修復歴有) 
年式 2022年 走行距離 5,000km 破損箇所 事故車 後方損傷) 
年式 2023年 走行距離 21,000km 破損箇所 事故車 前方損傷(修復歴有) 
年式 2015年 走行距離 44,000km 破損箇所 故障車(ミッション不良)
事故車を修理して乗り続ける場合の注意点
修理して愛車に乗り続けるという選択も間違いではありません。しかし、いくつかの注意点を把握していないと、「修理費が高くついた」「保険料が上がった」「納車が遅れて生活に支障が出た」などの後悔が生じることも。ここではそのリスクを整理します。
ディーラー修理は安心だが高額になりやすい
ディーラーはメーカー基準に沿った高品質な修理が特徴で、安心感があります。その反面、純正パーツの使用+整備工場の工賃単価が高いことから、町の修理工場に比べて1.5〜2倍の費用がかかることも珍しくありません。
たとえばアクアのバンパー交換を例にすると、町工場では部品+塗装で6万円前後、ディーラーでは9〜12万円程度になるケースがあります。
繁忙期は納期が遅れる傾向に
修理業界には繁忙期があり、特に2〜3月・8月・12月は事故や車検が集中し、作業が立て込む傾向があります。この時期に事故修理を依頼すると、通常よりも納期が5〜7日延びる可能性があります。
代車の手配や日常生活への影響も含め、タイミングを見て修理依頼を行うことが重要です。修理業界には繁忙期があり、特に2〜3月・8月・12月は事故や車検が集中し、作業が立て込む傾向があります。この時期に事故修理を依頼すると、通常よりも納期が5〜7日延びる可能性があります。
車両保険を使うと等級が下がる場合がある
事故修理費用を車両保険でまかなえる場合でも、注意が必要です。多くの保険会社では保険を使用すると翌年の等級が1〜3等級下がり、保険料が大きく上がるケースがあります。
たとえば修理費が30万円でも、等級ダウンで3年間の保険料が累計10万円以上増える場合も。修理費と将来の保険料を比較し、保険を使うかどうかは冷静に判断することが求められます。
修理代が高額になる場合は売却も視野に入れよう
事故車の修理費用が高額になる場合、「本当に修理する価値があるのか?」と迷う方も多いでしょう。実は、売却という選択肢が結果的に“損をしない”方法になるケースも少なくありません。ここではその理由と売却が有利な条件、査定依頼時のコツをご紹介します。
売却という選択が合理的な理由
修理に30万円〜50万円以上かかる場合、車の市場価格や年式・走行距離によっては、修理後の査定額が修理費を回収できない可能性があります。特に修復歴がついた場合は買取価格が20%〜50%以上下落することもあります。
一方、事故車でも専門業者なら部品取りや輸出用需要によって高値で買い取られる可能性があります。「走れない車でも買取OK」「書類・引き取り無料」といったサービスも多く、修理よりもスピーディーかつ高額で手放せることも。
高価買取が期待できるケース
- 人気車種(例:プリウス・N-BOX・アクア・ヴェゼル・ハスラー など)
- 海外での需要が高い(例:ランドクルーザー・ハイエース など)
- 事故はしていても走行可能でエンジンが無事
- 車検が残っている or 登録から5年以内
損をしないための査定依頼のコツ
- 事故の状況・修理履歴を正確に伝える(不明点は隠さず相談)
- 複数の事故車専門業者に査定を依頼(1社だけだと損をする可能性あり)
- 「部品取り」「海外輸出」「修理再販」など得意分野を持つ業者を選ぶ
査定は早ければ即日対応・即日引き取り・即日入金にも対応しており、修理を選ぶよりも精神的・金銭的負担が軽くなることも多いです。
FAQ
Q1.事故車は修理と売却どちらが得?
結論、修理費が高い・修復歴が付く・納期が長い場合は「売却」が得になりやすいです。
修理は「乗り続けたい」「安全性が担保できる」「修理費が軽微」のときに向きます。一方、フレーム修正・エアバッグ展開・足回り損傷などが絡むと、修理後の価値が下がりやすく、結果的に損をするケースもあります。迷ったら、修理見積もりと事故車買取の査定額を両方取り、数字で比較するのが最短で確実です。
Q2.修理費がいくら以上なら売却すべき?
目安は「修理費がその車の市場価値の50%以上」です。
たとえば市場価値が60万円の車に対して修理費が30万円を超える場合、修理後に修復歴が付くと売却価格が伸びず、費用回収が難しくなります。
さらに、次の条件に当てはまるほど売却寄りの判断が合理的です。
- フレーム修正が必要(修復歴が濃くなる)
- エアバッグ展開(安全性・査定で不利)
- 10年以上/10万km超(今後の故障リスクが上がる)
- 修理期間が長い(代車・生活コストが増える)
※「いくら以上」と金額で言うなら、一般的に30〜50万円以上は売却検討ラインになりやすいですが、最終的には車の市場価値との比率で判断するのが正解です。
Q3.修復歴があるとどれくらい安くなる?
一般的に、修復歴ありは買取価格が「20%〜60%」下がることがあります。
特に下がりやすいのは、フレーム(骨格)修正・クロスメンバー交換・ピラー/サイドメンバーに影響があるケースです。
一方で、人気車種(N-BOX、アクア、プリウス等)や海外需要が強い車種は、国内評価が落ちても輸出・部品需要で価格が落ちにくいことがあります。
ボディタイプ別修復歴目安
- 軽自動車15~38%
- コンパクトカー20~30%
- セダン25~45%
- ステーションワゴン25~35%
- SUV5~20%
- ミニバン15~30%
- クーペ10~20%
- EV30~60%
まとめ:修理か売却か、最も損をしない選択を
事故や故障で車にダメージを受けたとき、多くの方が「修理するか、それとも売却するか」で迷います。本記事では、パーツごとの修理費相場から、修理に影響する要因、買い替えとの比較、注意点までを総合的に解説しました。
修理は「愛車に乗り続けたい」「まだまだ走れる」などの明確な意志がある場合には最適ですが、売却は「コスト面での合理性」や「新しい車への乗り換え」を検討している方にとって、有力な選択肢となります。
「修理したのに損をした」「もっと早く売っておけばよかった」と後悔しないためには、複数の視点から冷静に比較し、行動に移すことが大切です。
どちらの選択でも損しないために
- 修理費用と買取価格を比較する
- 修復歴による減額リスクを知る
- 複数業者に無料査定を依頼する
- 信頼できる修理工場・買取店を選ぶ
後悔しない選択をするためには、情報収集とタイミングがすべてです。「迷ったら一度査定してみる」だけでも、判断材料が得られます。
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